公開講座

時間
11:00~12:20
場所
17号館 3階 17301教室
イーゴ券枚数
3枚

神学科同窓会

内容

◆テーマ:キリスト教学校で学ぶ意味


◆講師: 本田 栄一 (元女子学院教諭、元桜美林中高校長、現鶴川シオン幼稚園園長)


青山学院をはじめとする多くのキリスト教学校はキリスト教を伝えるために派遣されてきた宣教師によって設立され、ミッション・スクールと呼ばれてきました。ミッション・スクールは欧米の先進文化を伝え、日本の近代化を支える先駆的な役割を果たしてきたと言われます。今日、あらためて「ミッション(使命)をもつ学校」としての役割とは何か、また、キリスト教学校で学ぶ意味があるとすれば、それは何か、考えたいと願っています。


【講師略歴】

本田 栄一 

1949年東京生まれ。青山学院大学文学部神学科卒業。国際基督教大学大学院修士課程修了。北陸学院、女子学院中学高校で宗教主事、聖書科教員を務め、桜美林中学高校校長を2013年まで9年間務める。

現職:鶴川シオン幼稚園園長、農村伝道神学校講師、キリスト教学校人権教育協議会副会長、キリスト教教育学会理事、明治学院理事などを務めている。著書:『イエスを訪ねて』、『はじめて知るキリスト教』(日本キリスト教団出版局)他。


◆神学科同窓会の部屋:17号館 3階 17305教室

時間
11:00~12:30
場所
17号館 3階 17310教室
イーゴ券枚数
3枚

英米文学科同窓会

内容

◆テーマ:カズオ・イシグロ『日の名残り』を読む ~記憶、イングリッシュネス、戦争


◆講師: 麻生 えりか (本学英米文学科教授)


イシグロの小説第三作『日の名残り』(1989)は、イギリスの屋敷に仕える執事が、1956年の現在、イギリス国内を旅しながら1920年代・30年代の屋敷の全盛時代を回想する小説です。執事という廃れゆく職業につく初老のイギリス人男性の誇りと愛と失望に焦点を当てて映画化もされ、日本では最も親しまれているイシグロ作品かもしれません。

この講座では、作家イシグロの歩みと20世紀の歴史をたどりつつ、語り、記憶、イングリッシュネスなど、この作品がほかのイシグロ作品と共有するテーマを確認します。さらに、直接には描かれない東西冷戦の表象の分析を通して、この作品の批評の可能性について考察します。そうすることは、イシグロの作品を個別のコンテクストから解放し、より普遍的な「真理」を語る文学として読み解くことにつながるのではないでしょうか。文学作品を読む楽しさとその意義を少しでもお伝えできたらと思っています。


【講師略歴】

麻生 えりか 

ドイツ、ハンブルク生まれ。英国ノッティンガム大学大学院修士課程修了(英文学専攻)。慶応義塾大学大学院文学研究科博士過程満期退学(英文学専攻)。青山学院大学文学部専任講師、助教授、准教授を経て、現在青山学院大学文学部教授。

共著に窪田憲子編『シリーズ もっと知りたい名作の世界⑥ダロウェイ夫人』(ミネルヴァ書房 2006年)など、共編著に『戦争・文学・表象――試される英語圏作家たち』(音羽書房鶴見書店 2015年)、『終わらないフェミニズム――「働く」女たちの言葉と欲望』(研究社 2016年)、論文に「孤独な執事の旅行記――冷戦小説として読むカズオ・イシグロの The Remains of the Day (『ヴァージニア・ウルフ研究』第35号 2018年)、訳書に『テロリズム――その論理と実態』(青土社 2004年)。

時間
14:00~15:30
場所
17号館 3階 17308教室
イーゴ券枚数
3枚

フランス文学科同窓会

内容

◆テーマ:能に魅せられたクローデル


◆講師:中條 忍(本学名誉教授) 


大正年間に駐日フランス大使(1921ー1927)を勤めたポール・クローデル(1868ー1955)は、20世紀を代表する劇作家にして詩人、かつまた有能な外交官でもありました。詩人として彼は俳句風の短詩集『百扇帖』を残し、劇作家として能の影響を受けた複数の劇作品を書き、外交官として日仏文化交流の拠点となっている日仏会館と関西日仏学館(現アンスティチュ・フランセ関西)を設立しました。今回は、劇作家としてのクローデルが能に惹かれた理由とその果実について話を進めていきます。


【講師略歴】

中條 忍 

1967年東京大学大学院を修了後、本学文学部フランス文学科で教鞭をとる。1970年から助教授、1983年から教授、2003年3月に本学を定年退任。現在は青山学院大学名誉教授。

専門はクローデルで、在任中はもとより現在に至るまでクローデル協会、クローデル研究会等の第一線で活躍中の日本のクローデル研究第一人者。

『ポール・クローデルと日本 <詩人大使>が見た大正』、『クローデルと日本 クローデル没後50年国際会議・シンポジウム論文集』などの著作・監修のほか、アレクシー・カレル、モーリヤックなどの翻訳も多い。2018年には、金剛能楽堂や国立能楽堂でクローデルの創作舞踏劇『女と影』を翻案した創作能『面影』の監修・解説を行っている。


◆フランス文学科同窓会の部屋:17号館 3階 17304教室

時間
11:30~13:00
場所
17号館 3階 17308教室
イーゴ券枚数
3枚

史学科同窓会

内容

◆テーマ:感染症の歴史学をめぐって ~20世紀日本における風土病の制圧のグローバル・ヒストリー~


◆講師:飯島 渉(本学史学科教授) 


20世紀の日本社会は多くの感染症の制圧に成功しました。マラリア、日本住血吸虫症、リンパ系フィラリアなどの風土病の制圧は、世界史的にも大きな達成と考えることが出来ます。しかし、日本社会が制圧に成功した感染症の多くは、諸外国では依然として大きな社会問題となっています。これらは、「顧みられない熱帯病」(Neglected Tropical Diseases=NTDs)と呼ばれ、国際保健やグローバルヘルスの課題となっています。私は、現在、「感染症アーカイブズ」(https://aidh.jp/ )の代表でもあります。このプログラムは、感染症や寄生虫病、また風土病などに関するさまざまな資料を整理・保存し、この領域に関心のある方々に提供する試みです。日本の経験は、世界各地の感染症や寄生虫症の制圧のための貴重な知見なのです。


【講師略歴】

飯島 渉 

東京学芸大学・東京大学大学院で学ぶ、博士(文学)。 大阪市立大学文学部・助手、横浜国立大学経済学部・助教授、教授を経て、2004年から青山学院大学文学部・教授。現在、感染症アーカイブズ代表をつとめる。主著に、『ペストと近代中国』(研文出版、2000年)、『マラリアと帝国』(東京大学出版会、2005年)、『感染症の中国史』(中公新書、2009年)、『感染症と私たちの歴史・これから』(清水書院、2018年)等がある。


◆史学科同窓会の部屋:17号館 3階 17302教室

時間
14:00~15:30
場所
17号館 3階 17301教室
イーゴ券枚数
3枚

化学・生命科学科同窓会

内容

◆テーマ:PET( 陽電子断層撮影) 薬剤の開発から臨床使用まで


◆講師:高田 由貴(本学理工学部卒、横浜市立大学大学院医学研究科・生理学特任助教)


PET検査(陽電子断層撮影)に使用される薬剤は、主に短半減期の陽電子放出核種(PET核種)で標識された化合物を用いる。PET薬剤の開発には、その薬理作用の他に通常の有機化学的手法とは異なり、放射能による被ばく低減ため遠隔操作による自動合成を行わなくてはならず、標識方法や標識化剤についても考慮する必要がある。こうして製造された薬剤は、非(前)臨床試験により薬物動態や安全性(毒性)が検討される。これらの試験をパスし、臨床試験に使用可能と判断されれば、通常の医薬品(治験薬)と同等の製造・品質・衛生管理下にて、薬剤の製造と品質の安定性と注射剤(ほとんどが注射剤として製造される)としての安全性を確認した後、然るべき手続きを経て初めて使用することができる。

本発表では、PET薬剤開発の基礎から非(前)臨床および臨床使用までに必要な取り組みについて自身の研究を元に紹介する。


【講師略歴】

高田 由貴 

2000年本学理工学部化学科卒、02年本学大学院理工学研究科化学専攻修了後、本学理工学部助手、横浜市立大学医学部放射線科特任助手、同特任助教を経て18年から横浜市立大学医学部生理学特任助教。12年に本学大学院理工学専攻化学生命コースで博士号を取得。

時間
14:00~16:30
場所
17号館 3階 17307教室
イーゴ券枚数
3枚

国際マネジメント研究科同窓会・岩井前研究科長退任記念公開講座

内容

◆テーマ:ABS改造計画『あなたならどうする』(ビジネススクール国際認証EPAS取得をめざして)


◆講師:岩井千明(前国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール)長) 


第1部 14:00~15:30 基調講演(岩井 千明教授)

第2部 15:30~16:30 パネルディスカッション(修了生等参加)


青山ビジネススクール(ABS)はワールドクラスのビジネススクールを目指して、ヨーロッパの認証機関EFMDによる国際認証取得を目指しています。この認証を獲得するためには、学校のミッションを確立したうえで、教育・研究・社会貢献などの機能を「国際的」な視点で見直し改革しなければなりません。今回は、私たちが考える新しいABSのあり方を提示し、学生・修了生の視点からABSのあるべき姿を議論していきます。認証獲得のためには修了生の卒業後の積極的な関与が不可欠です、この面についても大いに意見交換をしていきます。


【講師略歴】

岩井 千明 

青山学院大学 国際マネジメント研究科   教授

■ 専門分野及び関連分野 : ビジネスゲーミングシミュレーション, データベースマーケティング, インターネットビジネス

■ 学歴 : 慶應義塾大学法学部政治学科卒業、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際ビジネス専攻修士課程修了、

横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士課程修了。最終学位:博士(経営学)